新年1月5日(日)ジャパンキックボクシング協会のメインイベントに出場した松崎公則の結果です。
対戦相手はこの団体のチャンピオンで膝と組み膝の得意な石川直樹選手。
松崎は練習で今回の闘う流れを作ってから、年末はタイのチェンマイのムエタイジムで練習し、仕上げてきました。
メインイベントで後楽園ホールの上の扉から入場した松崎。
最近では上からの入場を行う団体も減ってきて、松崎も47戦目で初の上から入場。
1R、お互いに手数はそんなに強い攻撃は少なく探り合う展開。
2R、距離を詰めてくる石川選手に徐々にローキックやパンチを当てて、組み膝などで良い感じに試合を進めるも、石川選手の縦肘がヒット。
3R、互いが手数を増やして強引に自分の展開に持っていきたいラウンド。
先に仕掛けたのは石川選手。
高めのミドルキック、飛び込んでの膝蹴りなどに加え、組み膝ではロープに押し込んで優位な体制を作る。
松崎も距離を取りながらローキックを当ててチャンスを作ろうとするも、もう一歩仕掛けきれず。
4R、3Rと同じ展開で松崎もローキックを効果的に当てるもその先が作れず、石川選手も大きく仕掛けることはなく、淡々と攻撃をヒットさせる。
松崎は下がらされながら攻撃を当てる。
石川選手が距離を保ちながら仕掛ける場面が多く印象が良い。
僅差ながら、石川選手優位でRが終わろうとした最後に互いの肘打ちが交差して、キレイに当てたのは石川選手。
松崎は眉間から大出血し、ドクターが試合を止め4R 終了と同時にTKO負け。
試合的に噛み合う展開になるとは思ったのですが、今回は後手に回らされて、松崎の良さが発揮できず。
もう少し強引に切り開いていくように攻撃を続けたかったですね。
松崎44歳。
47戦目は肘によるTKO負けとなりました。
ずっと一緒にやってきて松崎には勝ち負けを超えた、自身がやったぞって試合をしてほしい。
正月休みにも関わらず会場に応援に来てくださった皆さん、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。