ゴング格闘技7月号の誌面にて解説させていただいたカーフキック。
そんなカーフキックをちょっと解説してみたいと思います。
(YouTube動画も作ってみました!2020年8月11日リンク追加)
バックブロー、バックキック、スーパーマンパンチ、三日月蹴り、そして最近はカーフキックが打撃技として拡がってきてますね。
カーフキック、簡単に言うとふくらはぎ周辺を狙ったローキックですね。
何パターンかあって、
1)低めに単純にふくらはぎを狙って蹴る
2)相手のカットがあまり上手くない場合、カットしようと脚を上げた時にふくらはぎに当たるくらいの高さで蹴る
3)低めの軌道でそのまま狩るように蹴る
4)足払いのように蹴る
選手に当てはめていくと、低めの軌道で蹴る1)はシュートボクシングの海人選手が上手く使ってます。
2)のカット越しに決めるのはムエタイのパコーン選手や、ストラッグルで打撃練習をしている修斗の根津優太くんもこの蹴り方が得意ですね。
3)は修斗環太平洋フェザー級チャンピオン高橋遼伍選手や引退しましたがムエタイの激闘王ポンサネー選手。
4)はタイミング的に転かし技として見ることが多く、これでKOしたという感じにはなりづらいですが、プラスダメージという感じで使ったりしてる選手もいます。
引退した大阪のKING皇兵選手がかなり前から柔道の足払いの変化的な感じで使ってました。
カーフキックの蹴り方なんですが、相手と向かい合った立ち位置と蹴る高さ、角度がポイントです。
低い軌道で蹴ると相手のパンチのカウンターをもらいやすい、カットされた時に足を痛めやすいなどリスクもありますが、上手く使うことで攻撃のバリエーションは増えます。
普段蹴られ慣れてない箇所なので痛い(笑)
ダメージが残りやすいので練習でバチバチ蹴りにくいとかありますが、使えないよりは使えた方が良い技であります!
やられたくない方は位置取りをしっかりすることと、しっかりとしたバランスの良いスネブロックが大切です。
ストラッグルでは新しい技もどんどん練習して身に付けられるようにしていきますよー!
上手くなってキックボクシングをより楽しみましょう!
2019年8月30日追記:続 カーフキック、こんな相手には特に有効!