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11・1 KNOCK OUT観戦

11月1日(金)KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN観戦ブログを作りかけのまま、なんだか色々バタバタしてて途中書きのままにし、遅れてしまいました(汗)

メインイベント 小笠原瑛作VSサオエーク・シットシェフブンタム
1R、フィジカルパワーに勝る小笠原選手が足払いで転かしたり、ボディを織り交ぜた攻撃でサオエーク選手を下がらせて、ポイントには結びついてはいないものの小笠原選手が押し気味に進める。
2R、下がりながら攻撃を合わせて来ていたサオエーク選手がステップからのカウンターの左肘打ちでダウンを奪う。
ダメージがありながらも攻める小笠原選手に序盤から出していた変形のハイキックの角度を変えた感じでのハイキックが見事に決まってしまい小笠原選手は大の字に!
セコンドが中に入って止めて試合はストップ。
サオエーク選手が2RTKO勝利。

サオエーク選手は以前からタイのSNSとかで名前を知っていた肘打ちが上手いテクニシャン。
小笠原選手にとって正直厳しい試合になるかと思っていましたが、こんなにキレイに決めるとは驚きました。
久し振りにムエタイの凄さを感じた試合でした。

 

 

本戦第6試合 セミファイナル 日菜太VSラチャシーン・ウィラサクレック
ラチャシーン選手の重いミドルキック、対する日菜太選手も重いローキックを返していく。
2R、日菜太選手のローキックが確実に捉えてダメージを与える。
このまま倒すかと思われましたが、ラチャシーン選手は耐えながら重いミドルキックを中心に反撃。
日菜太選手はローキック中心に三日月蹴りなどを交えて攻めていくもラチャシーン選手は崩せず。
最後まで倒しに行く姿勢を見せた日菜太選手が判定勝利。

倒す場面を見たかったですが、崩しきれずでしたね。


本戦第5試合 壱・センチャイジムVS HIROYUKI
HIROYUKI選手の右の蹴りが速いっ!
インローとハイキックとコンパクトなミドルキック。
2R終了してHIROYUKI選手がポイントを取るスピードが速くハイレベルな攻防。
3R後半から4R、HIROYUKI選手が消耗しだすも退かずにお互いがぶつかり合う。
最終5Rも互いが気力を振り絞り闘う。
壱選手のスピードは落ちず、HIROYUKI選手はやはり消耗しながらぶつかり合う。
スピードが落ちない壱選手が印象を良くして僅差の接戦を制して判定勝ち。

この試合を経験したことで二人とも成長したような気がするので今後の二人が楽しみだ!


本戦第4試合 T-98VSプライチュムポン・ソーシーソムポン
サウスポーから足を何度も変えたりしながらミドルキックと前に出て肘打ちを打って、組み膝で組み立てるラチャシーン選手にT-98選手苦戦。
最後まで前に出続けて倒しに行くもラチャシーン選手の駆け引きに良い場面を作れず。
ラチャシーン選手が試合をコントロールし続け判定勝利。

距離感が絶妙で変則なタイミングで技を出したりするので、ラチャシーン選手は攻略しづらかったですね。


本戦第3試合 重森陽太VS翔・センチャイジム
打ち合いに持っていきたい翔選手と距離を取りながら攻撃を組み立てていく重森選手。
2R、翔選手が先にパンチを当てるも重森選手も当て返す。
3R、翔選手が左の肘打ちを当てて一気に攻めてダウンを奪い、パンチのダメージが残るところに攻め込んで追加のダウンを奪うも今度は重森選手のカウンターで翔選手がダウンし3R終了。
4R、先にパンチを当てて再び重森選手をぐらつかせるも今度は逆にパンチでダウンを奪い返される。
その後も翔選手は果敢に打ち合いに行くも再度重森選手がパンチと蹴りの猛攻で倒したところでセコンドからタオルが投入され、大激闘は重森選手の逆転TKO勝利!

引退まであと2試合と言っていた翔選手。

それでここまで果敢に攻めて盛り上げる試合をすることはできることではないですよね。
凄い試合でした。


本戦第2試合 宮元啓介VS小笠原裕典
長身の小笠原選手と足技の速い宮元選手。
2R、お互いが小笠原選手組み膝、宮元選手ローキックに絞りだす展開。
3R、ローキックを当てた後にパンチを当てた宮元選手、全体的に印象は小笠原選手か?
4Rも互いが持ち味を出して駆け引きしながらの打ち合い。

このRも支配は小笠原選手、効果的なヒットは宮元選手か?
5R、終盤に攻撃をまとめて宮元選手が接戦を制して49−48で判定勝利。

最後の勝負ところでしっかりとモノにできる宮元選手の勝負強さがいきましたね!


本戦第1試合ヨシキVS鈴木千裕
レフェリーの指が目に入るという珍しいアクシデントもありましたが、鈴木選手のパンチとパワーが凄い。
2R、パンチからの猛攻でダウンを奪い、さらに頭の下がったところに左ヒザを顔に当ててレフェリーが止めて予告通りの2RTKO勝利。

鈴木千裕選手身体の強さと度胸が凄く、どこまで上がっていくのか楽しみです!


オープニングファイト第4試合 佐藤仁VS花岡竜
花岡選手上手い。

回転技も上手く使い優勢に進めるも佐藤選手の左フックをもらい、ロープの反動で上手く戻りノーダウン。
その後逆襲で攻撃をまとめる。
花岡選手が散らした様々な攻撃で前に出てパンチを振る佐藤選手に攻撃を何度も当てて、ダウンを奪う。
3R、組んでの膝蹴りでダウンを追加し、パンチを当ててさらに倒す場面も作り、圧倒して花岡選手が勝利!

花岡選手は穴がなくなんでも出来てセンスや経験値も高く、これからマッチメイクに苦労しそう…。


オープニングファイト第3試合 古村光VS星野航大
フレッシュな若手のぶつかり合いの好試合。
古村選手はサウスポーから内側に畳んだストレートを上手く使って優勢に進めるも、星野選手もパンチを当てる。
2R、コーナーに追い込んで肘を効かせてからの奥足へのローキックでダウンを奪い、R終了間際の肘打ちでカットし、インターバル時のチェックでドクターストップで古村選手が2R終了TKO勝利。

敗れたけど星野選手の頑張りはプロとしての大きな素質だと思いました。


オープニングファイト第2試合 山上都乃VSチエミ
強いミドルキックで攻める山上選手とそれを掴んで反撃を試みるチエミ選手という攻防が多く、アグレッシブに攻撃を繰り出した山上選手が判定勝利。

山上選手の思い切りの良いミドルキック好きです。


オープニングファイト第1試合 大塚愛梨VS望月冴香
速い動きから大塚選手が攻撃を当てていくも1R後半は荒くなる。
前に行き過ぎるも効果的に攻撃を当てた大塚選手が判定勝利。

大塚選手はこれから経験を積んだら凄く上手くなりそう。



今回のKNOCK OUTはかなり面白かった!
ベストバウトは文句なく翔・センチャイジムVS重森陽太!

MVPはムエタイの芸術を魅せたサオエーク・シットシェフブンタム選手。

そして、ベストマッチメイクは壱・センチャイジムVS HIROYUKI

KNOCK OUTは来年から運営方針に変化も加わりこれからさらに盛り上がっていきそうですね!
楽しみだっ!