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へぇー、そうなんだ!女子キックの計量

女子のキックボクシングも競技人口が増えて団体も多くなって、メディアに取り上げられたりする機会が増えてきました。
各団体でルールなど色々と違いもあったりします。



ストラッグルも色々な興行、大会に参戦させていただき、ルールやレギュレーションの違いなど毎回その試合に合わせて選手と戦略を練って挑んでおります!

バンテージの巻き方、タイオイル使用の可否、セコンドの人数やインターバルにリング内に入れる人数などなど、リング上で闘うルール以外にも様々な違いがあります。



そこで、以前自分も知らなくて「へぇー、そうなのー!?」と思った女子のルールというのがありまして、それが公開計量の時のウェア差引き制度。



ぱんちゃん璃奈はデビュー戦から毎回、公開計量時に衣装の分(200g位)も落として計量をしていました。

ある試合の公開計量時に、相手選手がウエイトオーバーだったのですが、計量用の衣装だけを計って、その重さを引いてジャストで計量OKということがありました。

えっ!?
そんな制度があったの?



調べたり聞いてみたら、女子選手は上下着て計量を行うし、計量時の衣装も写真がメディアに載ったりするので見せ場の一つ。

 

なので、女子大会を行なっている団体では、計量前に衣装だけを計って重さを出して、公開計量時にその分を引くという制度があるそう。

 

よく男性選手が計量を少しオーバーして、パンツ(50g位)を脱いで再計量を行うシーンがありますけど、あれ女子だと出来ないですからね。

そのルールがそのまま適用されて、相手選手が計量OKになったんです。

えーっ!?
いつもぱんちゃんはその分落としていたのですが…。



その時に、それならそのルールについてはハッキリとして欲しいとKNOCK OUTさんに話しました。


そうして今回のREBELSさんの計量通知(REBELSさんに掲載許可をいただいてます)。

 

しっかりと追加記入されてました。



なので、今回ぱんちゃんはしっかりと調整して、計量前に衣装(250g)を計っていただき、計量に挑みました!

 

団体によって違いますが、減量が厳しい選手の250gってかなり大きい。

自分もこのルールを知ったのは少し前ですが、一般の人だけでなく実際闘っている選手もこういうのって知らない人がいるんですよね。



団体によっては公開計量でも、実は少し前に正式な計量は終了していて、少し飲み物とか飲んでから公開計量(パフォーマンス計量)をする場合もあります。
そういう時は肌ツヤが少し良くなってたりします。



予備計量といって、本計量の少し前に体重計に乗ってアンダー分飲み物を摂ってピッタリに合わせたり、オーバー分をガムを噛んで唾を吐いて落としたりなんかもします。

自分の現役時代はそういうのが無くて、名古屋から東京への新幹線の車内でガム噛んで唾を出して調節して計量会場へ行って、計量時に体重計に乗ってリミットだった時は達成感がありました(笑)



選手やセコンドは試合だけでなく、各団体のルールやレギュレーションに合わせてベストパフォーマンスを最大限に出来るようにすることがプロの仕事でもありますので、毎回ルールブックはしっかり見るようにしてます。