6月18日(日)SUK WAN KINGTHONG 1部(新宿FACE)に出場した老沼隆斗、磯貝雅則の結果です!
老沼は10月大会でSUK WAN KINGTHONGフライ級チャンピオン、ジュライ・ウォーワンチャイ選手に挑む挑戦者決定戦で阿部晴翔選手と対戦。
阿部選手と老沼は一度対戦していて、その時は老沼が判定勝利しています。
1Rから前回の対戦よりも互いがアグレッシブに攻撃を仕掛けていきます。
阿部選手のパンチに対して、老沼はミドルキック、カーフキックなどをヒットさせていきます。
2Rもミドルキックを増やして、組んでのヒザなどで優位に。
しかし、退かない阿部選手は果敢にパンチを続けて攻めてきて追われる場面もありました。
3R、前に出てタイミングを変えたりと変化して攻めてくる阿部選手のパンチが避けた時に老沼の眼に当たってしまいブレて見えてしまう状況に…。
しかし、そこで集中力を無くすことなく、攻めてくる阿部選手になるべく距離の掴めるミドルキックや前蹴りを当てて距離をキープ。
なんとなく慣れてきた後半には顔面前蹴りや跳び膝蹴りもヒットさせ、あと少しでダウンという状況を作り試合終了。
判定は30-27×2名、29-28で圧倒しての判定勝利!
前回の対戦よりも阿部選手は強くなってましたが、老沼もしっかりと集中力を持ち続けて勝利!
危ない状況もあったもののしっかりと勝利し、フライ級タイトルマッチに進みます!!
そして、遅咲きの36歳ながら今回デビュー戦の磯貝雅則。
仕事をなんとかやりくりしながらプロ練に参加し、いつもプロ選手達にやられながらも喰らい付いて今回プロのリングに上がりました。
対戦相手は数戦経験しているカズキ・シッソー選手。
磯貝は慎重になり過ぎて大幅な減量とリカバリーができなかったこともあり、リングで向かいあった両者は身体の厚みが確実にカズキ選手の方が大きい。
試合は1R、先手を取ってミドルキック、ローキック、右ストレートなどを当てます。
しかし、カズキ選手も重いミドルキック、そして磯貝の攻撃に合わせて前に出て、積極的に組んでヒザを蹴ってきます。
膝を蹴り返してやり合うも組むポジションがあまり良くない。
2R、磯貝はパンチで前に出過ぎてしまう。
合わせてカズキ選手もパンチで前に出るのでそのまま組みの展開になることが多くなり、体格の勝るカズキ選手が徐々に支配していく展開に。
最終3R、逆転を狙い磯貝は体力を消耗させられているものの頑張って前に出て攻めていきますが、互いに前に出て組みの展開へ。
組む攻防ではやはりカズキ選手が優勢。
磯貝は逆転を狙ってパンチで強引に攻めるところにカズキ選手のパンチをもらい、効かされてしまうも打ち合い勝負へ。
しかし、その後連打を浴びて倒されダウンを奪われてしまいます。
ダメージがあるものの最後まで諦めずに打ち合いにいった磯貝でしたが、逆転ならず、そのまま試合終了。
判定0-3でデビュー戦は判定負けでした。
負けてしまいましたが、今回リングに上がってみて本人が足りない部分がよく分かったようでした。
そして、勝利のために思いっきり向かっていく時の表情を見て、彼を今回プロのリングに上げて良かったと自分は思いました。
次はこの悔しさを晴らすべく、また努力して勝って一緒に笑おう。
老沼はフライ級タイトルマッチへ、磯貝はプロ初勝利へ。
ここからまた2人のプロファイターのストーリーが続いていきます!
新宿まで応援に来てくださった皆さん、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。