バンコク滞在時にもし開催されていたらONEを観に行けるかなぁと考えていましたが、ONEは残念ながら年末年始休み。
しかし、1月4日(土)夜のラジャダムナンスタジアムのRWSは開催してました。
メインイベントはラジャダムナンスタジアムスーパーライト級タイトルマッチ、王者ペットプータイVS挑戦者ルンキット。
チャンピオンのペットプータイ選手は、現在ONEで活躍するコンペット・フェアテックス選手、コンスック・フェアテックス選手などと元同門でシットサラワットスアで活躍していた選手。
お互い移籍して今は別々のジムで活躍してます!
対する挑戦者はルンキット選手。
かつてはロッタン・ジットムアンノン選手にも勝っていて、高校生の時に日本でRISE WORLD SERIES 2019の58kgトーナメントに出場し準決勝で志朗選手に延長判定1-2で敗れた選手です。
サウスポーでテクニシャンの天才型のルンキットと、寡黙にしっかりと攻め続けていくペットプータイ。
ペットプータイ選手がルンキット選手をどうやって攻略するか?
ルンキット選手がセンスの違いを見せつけて勝利するか?
試合は開始早々仕掛けてペースを握ろうと前半から攻めていくペットプータイ選手と速い左ミドルキックを要所要所で蹴っていくルンキット選手。
2R、ロープ際に詰めての強引に奥にまで伸ばした肘をクリーンヒットさせたペットプータイ選手がその後ガードの隙間から肘を抜くように決めてKO勝利!
肘打ちでの2R KO決着で会場は大盛り上がりでした。
それにしてもRWSの演出が凄い。
メインカード開始時間の、ムエタイの伝統と歴史を紹介する会場全体を使ってのプロジェクションマッピングは圧巻!
円形の天井まで使った素晴らしい演出でしたっ!
試合の合間にはアメリカの野球の観客サービスみたいな感じで、ビールの一気飲み、カップルのキス、フィーリングカップル、ダンスのタイムがあり、それぞれ大画面に映された観客がそれらを行うなど、リングでの試合だけでなく観客参加型のエンターテインメント、さらにリング上からTシャツが投げられるプレゼントもあり、会場はまるでクラブのよう。
なんかビールも飲み放題だったみたいで周りの欧米人はガンガン飲んでました。
そんなすっかり変わった会場の雰囲気に自分みたいな昔からのムエタイファンは賭け屋のおじさん達もいないし、なんか居心地の悪さも感じちゃいました(笑)
でも、4、5年前に自分が来た時はあまりお客さんが入ってない日もあったので、こうしてほぼ満席になって盛り上がっているスタジアムは嬉しい。
ほとんど外国人客でしたが。
そして試合ではムエタイの盛り上がる場面でワーッ!と歓声がわいたりしていて、ムエタイが世界的に浸透してきていることを実感しました。
RWSはレベルも高いし、観光としても楽しめると思いますよー。
タイに行かれる方は是非観に行ってみてください。
RWSは基本的に毎週(土)、ONE FRIDAY FIGHTSも定期的にほぼ毎週(金)で開催されてるので週末のムエタイ観戦ツアーなんてのも良いですね!